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不動産の査定②

不動産まめ知識

不動産を査定する方法・ポイント②

 前回は、物件そのものの価値をどのように判断するか、その概略をお知らせしました。売る側としては高く売りたいのは当然のこと。でも高い価格で売り出しをしても売れず、ズルズルと値引きをするのはあまりいい状態ではありません。売り出しの段階で「このくらいなら売れる」という適正価格をお知らせできる不動産会社がよい不動産業者だと思います。
 不動産を売却するための査定として一番よく利用されるのが、取引事例比較法という査定方法です。

1 取引事例比較法のあらまし

  売却したい不動産の立地や状態を確認し、その近隣では不動産がいくらで売買が成立したかや、似通った物件はいくらで売買が成立したのかなどのデータを収集し、比較して価格を決定する方法です。もちろん、まったく同じ物件は2つとありませんので、売買成立の時期はいつなのか、条件が違っていればどこが違うのかを補正して価格を算出します。求め方の詳細は説明を省きますが、不動産会社では専用のアプリケーションを使って査定することが多くなっています。


2 査定額と実際の価格は違う

  似通った物件が近隣で○○万円で売れたからといって、その価格で売却できるとは限りません。社会情勢の変化や物価の動向、何より買主さんの考えもさまざま。査定額はあくまで目安です。高く売りたいからと、相場より高く売り出してズルズルと値下げしていけば、外から見るとその物件は「安売りされている物件」と見られてしまうことがあります。売り出し価格を決定するのはお客さま自身ですが、信頼できる不動産会社に相談して、査定額より少し高めから売り出しして様子を見てみる、などの戦略が必要かもしれません。

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